HOURS

三連休のこころ強さよ!
9月から同じ職場になったひとの歓迎会のあとに、会社の男の人たちとカラオケスナックのようなところへ行った。生演奏をバックに歌えるシステムがあって、バンドっていいな(またやりたいな)と思った。普段イヤホンで音楽聴いててもやりたいなと思うことってあまりなかったのでそう感じたことがすこし嬉しかったよ。おじさんたちのケツが目の前で踊っていて、音楽に合わせて身体を揺らす姿を見て、会社員ってこういうものなんだな…と、勉強になります。ああいうカラオケは歌がうまくてもへたでもあんまり関係ないのかも。
カラオケ欲が刺激されたので久しぶりに一人で近くのカラオケに行った。一番音楽をよく聴いてたときの歌は、いまそれを聴いてなくても歌えるね。なので高校生のとき聴いてた曲ばかり歌ってしまう。カラオケランキングも、数年前からあまり更新されていないね。歌謡曲は歌うとすごく気持ちいい。久しぶりだったので最初は頭で想像してるメロディーと声がマッチしなくて、口の中噛みそうになった、「からだはつかってなんぼ!」とあの人は言っていた。
中島みゆきの「ファイト!」が好きで、歌ってみる。「ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」、わたしはそのどちらでもないだろうなとぼんやり思うけれどぐっと感情移入してしまうのは、この感情はどこから来るのか?
この間、前野健太withおとぎ話のライブを観に行って感じたのは、決して現実のわたしではないわたしも、存在するのだ、ということ。びっくりした。前健の歌に同調する、現実のわたしではない感情がわたしの中に在る。片想いのひとにひどく焦がれる気持ちとか、さみしい男の気持ちとか、普段生きているときには抱かない感情を"自分のもののように"引き寄せて、切ないことがある。何かの願望とか投影とか夢じゃなく、"わたしのもの"としてそれを感じた。
そのライブは、前健が投げやりにでなく「L・O・V・E」を歌う姿を久しぶりに見れて、うれしかった。内輪のパーティーみたいなあたたかな雰囲気に混じれて楽しかった、肉まんを買って数駅分歩いて帰った。