熱海

別れ際の元気のない顔や、さみしそうな顔を置いて別れてしまう、ことしかできないわたしは自分が一番大切なのかもしれない、けどもっとできたことあるなと思うし、そのために体力をつけたい。
大好きな少女漫画『流れ星レンズ』5巻で花籠凛咲ちゃんが、「夕暮くんが一番辛い時に そばにいたかった」と言う、わたしに果たしてそれができるかな、好きなひとにわたしはそう言えるかな、と圧倒されていたことを思い出したのこの前。わたしはつらいときよく泣いちゃうけど、涙は他人に対して、語るし語らないのね。
進み続けなければならない、ゴミも洗濯物もためてしまっても仕方がないので捨てるし洗う、掃除機もかける、毎日三食とるし、風呂場を洗って湯船にもつかってみる。とかそういうことはいいのだけれど、日々仕事や将来のために勉強、とか精進、とかそういうことは?いまわたしの暮らしの中で「HAVE TO DO」が非常に多い時期、というのは感じているけれど、なぜ進み続けなければならないのか、その必要性を感じるのと同じくらい、わからない。手紙には何て書いたっけね。しょうもないものが積み上がっていってもよいはずなのに、下手に周りを知ってしまって他人と自分を比べてしまってなにもできなくなってしまう。意味なんてないのに!
8月末には"また"体調を崩して寝込んでいたせいで、8月と9月の間に溝があって、すっかり違う季節になってしまった。 「今年も夏が終わったね」
抱え切れないほどの毎日ではないのに、こぼしてしまうものばかり。言葉にできない日々が在る。雨が降っていて傘をさして、「雨音が聞こえない」と思った日もある。元気なときに元気にやるしかない、と近頃はそう思います。