SHOW

他人に自分のことを話す時間が少なくて、自分のことばかり考え自分と対話して自己分析のようなことばかりしている。
金曜日に、10月からのチーム担当変更と10月の2週間の海外研修を知らされる。異動の2週間前というのは一般的なことだけれど、しかし突然だった。担当変更は、異動先が人が足りていなかったことはわかっていたし、「はぁそうですか」という気持ちと、「また異動だって、ウケる、、」という感想であった。中間面談で上長に話した希望通りの業務内容ではあるけれど、やはり自分は都合のいいコマのように扱われているように思う。何処へいっても使える人間だと思われているのであればありがたいことだけれど。今のチームで半年間やってきたことはなんだったんだろう、とどうしようもないけど思ってしまう、いい経験になったと思え。海外研修については、「どうしよう、英語話せない…」という不安と心配と不安でいっぱいである。情けないけど。フランス語も忘れたぞ。でもこういう機会(追い込まれること)がないと頑張れない人間であることもわかっているので、あと20日間もないけれどその間できるだけ頑張ろう。「もし海外研修まで、あと1カ月しかなかったら?!ビジネス英語4週間集中プログラム」という本と、「出張直前! 一夜漬けのビジネス英会話」というマインド本を買った。非常にわかりやすいしょうもない対策だけど、これをやり切れれば少しの自信にはなるのでは。ということでとりあえず頑張るしかない。やるしかない。異動に向けて、諦めと開き直りとやる気。4月の異動より動揺は少なく、やったるぜ、やるしかないというやる気はある。少しは強くなっただろうか。
シルバーウィーク、連休5日間。9月の連休が5日間連なる年は、次来るのは11年後らしい。
9/21,22はShimokitazawa Indie Fanclub2015へ行った。9/21 1日目は柴田聡子→吉田ヨウヘイgroup→Yogee New Waves→初恋の嵐。9/22 2日目はLucky Tapes→トリプルファイヤー→WE DANCE→oono yuuki band→VIDEO TAPE MUSIC→never young beach。と観て回った。シャムキャッツ、Alfred Beach Sandalは入場規制で見れず。井手健介と母船はどうしても時間が合わず諦めてしまう。
入場規制となっている会場が多く、やりづらさが以前何度か行ったときより増していた。わたしの回り方としても、大きい会場へ行くばかりで小さいハコで演奏してる人達や曲を聴いたことのないアーティストを見にいくことはほとんどなかった。いくらかのアーティストは夏フェスに出演していたり下北沢以外の街のもっと大きい会場でワンマンをやり遂げてしまう集客力がある人たちで、それを小さい会場にあてがって入場規制となってしまうのはもったいないと思う、小さいハコで見られるというメリットはあまり有効でなかったのでは。インディーシーンが大きくなって人気のあるアーティストが増えたのか、一極化が進んでいるのか、未だ認知度が低いアーティストへの配慮(?)が足りなかったのか。入場規制となって見れなくなってしまわないために40分とかもっとの間立ち続け待っていなくてはならないのも疲れるし、新代田FEVERまで何度も往復したりもして、なんだかなあ、見たかったアーティストはほかのイベントでカバーできてしまえることもあり、このイベントをこれからも下北沢でやる意味があるのだろうか、とか考えてしまった。でも開催告知からラインナップ発表からわくわくして、売り切れる前にと事前に2日間通し券を買っていたよ。
ベストアクトはLucky Tapes。数日前に友人から勧められ、せっかくだからライブを観てみようという軽い気持ちで行ったのだけど、めちゃくちゃかっこよかった…、「かっこよすぎて死ぬ!」と(いうよくわからない気持ちを)思ったのは久しぶり。ブラックミュージックを現代のシティーポップにアップデート、というところなのだろうか、今までもこういうことを試みたバンドはあったと思うけれど、それが成功しているのはライブでのグルーヴ感、確かな演奏力だ。あのベースライン、「Get Lucky」のコピーさえ始まって驚いたし、それをただ"コピー"するという形でなく自分たちのライブ(SHOW)の中に、しかもひとつの曲間のつなぎとして落とし込めているので凄い。その場でCDを買い、またライブが見たい!と強く思わせてくれてとーってもよかった。
夏の間音源をよく聴いていて一度ライブを見たい、と思っていたYogee New Wavesとnever young beachも見られて満足。ただ、音源を聴くのでいいかな〜と、ライブ見れてよかった!の半分ずつ、という感じ。それぞれセンスが現代っぽくて好きなのだけど、ライブ力が物足りなかった。半年か1年後くらいにまた観たい。ライブに来ている客層は上の2バンドはじめ人気のある若者のバンドが多いせいか自分より若く思える人たちも多かった。そして彼ら/彼女らはすごくオシャレなのだった、バンドT着てカジュアルな服装してる感じの人が少なかった(ので劣等感を煽られる)。演者含めシティボーイはみんなバケハをかぶっていて、ほんとうにみんなかぶっているので、果たしてシティボーイがバケハをかぶっているのか、バケハがシティーボーイをかぶっているのか?とわからなくなるほど。今夏流行ったバケハやガウチョパンツは1年前それらを身に付けている人なんてほとんどいなかったはずで、トレンドや流行、ニーズが生み出されるというのはこういうことなのか…と感心している。トレンドにならなければ、それらを欲することなんて今まで生きてきてなかったのに。パンケーキもそういう類だと思っている。オシャレメガネをかけている男子も非常に多かった、みんな自分に似合うオシャレメガネの形を見つけ出しているのだからすごい。
oono yuuki bandはもう何年も前から何度も観ているのだけど、期待を超えるライブをしてくれてうれしい。フェス向きのセットリストで、先日のレコ発から再始動し、新しいメンバー構成になってまた少し変わってきた。新曲はRPGのテーマソングみたい、RPGやったことないけど、知らない国の草原とか溪谷のような、自分の想像力を超す広大な景色をありありと見せてくれる、音楽で。
かみぬまゆうたろうさんの歌う初恋の嵐「Untitled」「真夏の夜の事」が素晴らしかった。歌を大切に歌う人だった。PV「Untitled」に出ているメンバーが10数年経っておじさんになってた。時が過ぎているのだ、そしていま彼らにとっては進行形の初恋の嵐なのだった。曽我部さんの歌もさすがだったけれど、譜面台に置いた歌詞を見ながらで、なんとなく、カラオケ感が否めず。
柴田聡子考は一度紙にまとめてから書きたい。できるだけ今書いておきたい、慣れて忘れてしまう前に。凄まじい存在である。
下北沢、中学生や高校生の頃は憧れの街だったけれど、最近はあまり訪れなくなって、住みたいとも思わなくなったなあ、と下北沢ー新代田間を何度も往復しながら考えていた。2日目に突然、道端のキンモクセイの香りに気づいて、前の日にはきっと香ってなかったはずだ。秋の歩み。待ち時間暇だなあ、と思ってB&Bで友人や知り合いが読んでいるといってたミランダ・ジュライの「あなたを選んでくれるもの」を買ってみて読んでたら後ろにいたかわいい女の子に「ミランダ・ジュライですよね?!わたしも読んでます」と声をかけられ、著者についてよく知らないし読み始めたところだし何も返せずそれだけだったけど、すごくうれしかった。

急にさみしさを自覚する。そしてこれってどうすればいいのか全然わからない。週末、いつもカジュアルな格好ばかりするのは女性らしさを出すことが苦手だからだろうと思ってる。仕事服はそれなりにオフィスカジュアルしてるつもりだし、休日は楽したい、というのもある。以前友達がストリートファッションをよく着るようになって、もったいないよ〜と言っていたけどわたしもいま、同じかな。
9/20(日)、バイク東京2015に参加し、約46km、自転車で東京を走った。有明からスタートし両国あたりを通って浅草やスカイツリー付近を通り過ぎ、御茶ノ水や神保町を走り抜け、都庁で休憩し、渋谷をくだり、六本木、東京タワー下をまわり、虎ノ門や銀座を通って有明に帰る。わたしの自転車が2度もパンクし、ゴールの制限時間を少し超えてしまった。普段乗り慣れないロードバイクだったけれど各所それぞれの筋肉痛以外に大きな痛みはない(冬の日帰りスノボよりはおおいにおおいにマシ)。首の後ろが日焼けしちゃった。東京は信号待ちばかりでそれには結構疲れたけれど、それでもとても楽しかった。車にほとんど乗らないわたしは基本電車移動なので、道路をつなぎ走るのは新鮮だった。
5分の2か2分の1くらい、わたしは走った街を知っていた。いつか誰かとなにか用事があって来て、歩いた街。昔の友達と遊びに来たり、一人でライブを見に出かけたり、就職活動で降りた駅だったり、恋人とふらっと歩いたり。あ、この景色見たことある、と思うたび感じるのは東京で過ごした時間の長さだった。大学に入ってから7年、都内(といっても端のほうだけど)に通いだした中高から数えると13年、いまは東京に一人で住んでいて、小学校の時引っ越してきた実家のある埼玉より東京で過ごした時間が圧倒的に長いのだ。こんなに長くここで生きたのだなあと。
歩きスマホが嫌いで、実家から1時間半かけて通ってた頃は通勤中は心の余裕がなく、歩きスマホする人に対してひどく怒り憎んでばかりいた。現在はだいぶマシになったけれど、朝遅刻寸前のときなんかは今も恨めしく思ってしまう。そこでわたしが考え出した心のなだめかたは、「歩きスマホする人はいつか深い穴に落ちる。」と思うこと。人の不幸を祈ってしまうことはよくないとわかっているのだけど。一応、呪いではないと思っているのだけど。深い穴なんてそこらにはまずあいてないし。そう思えば少し怒りがおさまる小さい人間である。もちろん自分が歩きスマホしてるときも「いつか深い穴に落ちるぞ。」と言い聞かせている。
好き勝手書き散らした感ある。