あなたのくらし

白い汽笛のアルバムを買ったら、デモCDRではインスト曲だった「白い汽笛」が「白い汽笛(かもめ)」となって歌がついていて、音楽って自由なんだなあ、と思えて喜びを感じました 私がいま住んでいる団地にはたくさん、たくさんの人が住んでいて、駅から家までの道で、スーパーで、エレベーターで、私の知らない生活を持っている人たちに出会うので、それに対して、すこしの愛おしさを抱いたりしています。知らない土地で暮らすことは、知り合いがいない生活で、呑みたいときはさみしいけれど、何をしてても誰も私のことなんか構わないし、自由だしでもここにしかいないし、ずーっと旅先にいるみたい。あ、でも自分が選択したもののみで構成されている自分の部屋に帰れるというのはとてもいいこと。新宿や池袋の風景を思い浮かべることがたまにある、懐かしく思うけど、"私たちの"と所有格を付けて呼べる「街」が私には無いなあ かわいらしく聞こえるんだけど、標準語しか喋らない私からしたらまったく信じられないイントネーションでみんな喋る。 手紙を書いたら、手紙が返ってきて、すごくうれしい。
フジワラサトシ『い、のる』に載せられた雪舟えまさんのライナーノーツを読んで、こんなに愛の溢れる文章もあるものか、と感動した

 いつもいつも、より愛しているほうが眠らず、より愛しているほうが見ている。記憶に焼きつけようとし、終わることをおそれる。