ああ、平和は終わったのだ

運動会のような催しのために、母校の校庭に大勢人が集まっていた。それぞれのチームごとに集う場所が分かれていて、私は「3年3組」との標識を見て、「たしか私は3組だったな」と思いついて緑色の帽子をかぶった人たちに加わった。そこに、視界の右側から、日の丸がついた飛行機が肉眼でよく確認できるほどの近さで飛んできて、地面と平行にミサイルを放った。その後も何機か飛んできてミサイルを打った。相手の戦闘機の姿は見えない。いつその砲撃がこちらへ向くのかと恐ろしかった。そして突然、目の前にあった校舎の1階部分が一斉に炎をあげて爆発した。連鎖して建物全体が爆発して、まるまる一棟がなくなった。その後方にあったもう一棟の校舎も爆発、その奥には大きな戦車が見えた。続いて自分の後ろにあった建物も1階部分が燃え上がり始めた。あそこにはまだ人がいるのに。愕然としていた。ああ、平和は終わったのだ、と衝撃的な現実を実感した。戦車からの一斉射撃が始まった。周りの人が次々に倒れてゆく。私もどこかに一発喰らった。死にたい、死にたいとぼやいていた私もついに死ぬのか、と少し名残惜しく思った。ふたつの、近くに直立していたグリーンの厚いマットの間に滑り込み、痛みは感じないまま、ひれ伏しながら手を合わせて、祈った。
こんな夢を見た。ショックが大きく、実感が変にリアルで忘れられない。
祈りとは、尊い行為なのだろうか?自分の欲を叶えるためにどうして熱心に祈るのか?他に何もできないと諦めて祈るのか?他人のことをどうして何かに縋ってまでも祈りたいのか?なぜ祈るのか?
体調はようやく回復の兆し。