みずのおと

いい気分で映画を観終わって、たいした食べ物もなかったので、散歩がてらコンビニへ出かける。この前買った安いビーサンをはいて、テュペロ・ハニーのTシャツを着てでかける。歩いてでかける。手ぶらででかける。前よりかはめっきり減ってしまったのだけれどそれでもまだ残っている田んぼ。成長して緑色になった稲の葉の先に朝露がついて光っていた。光を反射してとてもとてもきれいだった。トイカメラはフィルムがなくなってしまって持っていかなかったし、携帯じゃうまく撮れないようだったから諦めた。朝の空気は朝の空気以外のなにものでもない。まだ気温もあまり上がってきていない時間帯で、少し風が吹いてとても気持ちがよかった。道ばたで会う人たちはほぼ必ずと言っていいほど犬を連れていた。アポロと無糖コーヒーと甘いいちご味のパンを買って帰る。途中、公園でブランコに乗る。18にもなってなんで一人でブランコ立ちこぎしてるんだろう…と考える。なんで私はブランコに乗りたいと思ったのだろう。人生の3分の1は眠ってるわけだから、私は未だ12歳なんだよ。帰り道にはラジオ体操帰りの子どもがいた。パンはとてもとても甘かった...なぜだか人の家を貸し切っているような気分だ。何が言いたかったかというととにかく朝の散歩は気持ちよかったということ。取り戻していきたい。趣味は散歩にしようか。
Last.fmは結構便利らしいことに気づく。アメリカのインディーズが好きだ多分、と改めて思う。よれよれした声とか大好きなんだぜー。
風を吸い込んで匂いを思い出した。