月食見てた。皆既月食が終わるとき、影が満月とおなじまんまるになって、黒くなくて赤茶色くて、おいしそうなおまんじゅうのように見えた。落ちてくる隕石か、煙草の焼け跡みたいだと思った。星の下では時間が流れるのがゆっくりだった。たくさんの人が月を見上げてた。
たいして深刻でもなく、時は過ぎてゆくし、負の感情ばかりが積もる。疲れた。