きもちの弔い

花を買うことが大切になっていて、わざわざ家の先の隣の駅まで電車に乗って、見たことない洒落た花を置いているお気に入りの花屋へ行って、その日のサービスブーケを買って、花の名前を聞いて帰る。今日買ったのは、ラナンキュラス、マトリカリア、ナズナ(ペニークレス)、ヘリクリサムシルバー。まだ咲いている白のカーネーションとムギと束ねて飾った。4月14日はオレンジDayなんだそうで、オレンジのラナンキュラスのブーケを選んだ。
会社の近しい人との不和に悩んでおり、それはもうすぐ終結を迎えるんだけど、迎えるのに、家に帰ってきてもまるで恋しているんじゃないかってくらい、その不和についてよく考えている。どうしてもわかりあえないこととか、とけないもしくはとくことのない誤解とか、仕方ないとわかっていてもそうあることにダメージを受けるし良好だったときを思い返すし相手の心情や感情を慮ろうとし同情しようとしている自分もいて、やはりこれはのしあがることや勝負事が苦手だし向いてないなと心底思う。辛いくせ中途半端に相手にも寄り添おうとする姿勢がわたしにはあって、前に、「自分を守ることが大事だよ」と教えてくれた年上の人のことを考える。前に人間関係に悩んだときもそうだった、わたしはこんなに我慢する必要なかったんだ、ってきっと思うんだろう。
また体調を崩して病院にかかって風邪薬をもらって、先生のカルテの日付を覗き見ると前回来たのは前月だった。いずれ来る限界について考えることがある。